ゴールデンウィークを迎え、この春から新社会人として職場に来た新入社員も職場の雰囲気に慣れ始めたころではないでしょうか?同時にこの時期は「5月病」に悩む人が増え始める時期でもあります。

今回は人材難が叫ばれている昨今、せっかく採用した新入社員を5月病に陥らせず、立派な職場の戦力として育てるコツをお伝えします。

1、何があっても冷静になる
何事もそうですが感情的になっていいことはありません。新入社員を見てイライラすることはあると思いますがじっくりと指導することを心掛けましょう。怒鳴りつけるなんてもってのほかです。これは医学的にも正しいらしく、人間は感情的になると脳の一部である大脳辺縁系が活発に働き、頭が混乱し、合理的な判断が出来なくなるそうです。つまり言われたことが正しくてもその内容が頭に残りにくくなるようです。今でも役に立っているアドバイスや金言はやはり落ち着いた状況で言われたことが多かったように思います。

今でも部下を怒ったり、怒鳴ったりすることが「情熱的」「真剣に仕事をしている証拠」と勘違いしている人を見かけます。本人からすれば「俺たちもこういう風に鍛えられた」「部下を叱咤激励して何が悪い」と思っているかもしれませんがメンタルヘルスケアの重要性が叫ばれている昨今、このような態度を続けていてもあまりいいことがないような気がします。

特に中小企業の場合、社員同士の関係が密になりがちな一方、相談できる同期がすくないことから、一度関係構築に失敗すると、過度に新入社員を追い詰めることになります。

2「なぜ」と問わない

コミュニケーションで言えば円滑な関係を築くためには、上司の側から話しかける必要があります。普通は新入社員の方から上司には話しかけづらいものです。難しく考える必要はありません。仕事の話だけで充分です。その際に気をつけて欲しいのが「なぜ?」という質問はあまりしないことです。「なぜこうしたんだ」「なぜこうしなかったんだ」という問い方は、取り方によって心理的に圧迫する言葉になってしまい、その後の意思疎通に悪影響を与える恐れがあります。たしかに昨今ではビジネスの世界で「なぜ」という問いをすることがもてはやされていますが、確かにある程度経験を持った社員が考えもなしに行動することは問題です。しかしそれを経験が乏しい新入社員に当てはめることは危険で、無駄に自信を失わせることになりかねません。

今は労働市場は売り手市場です。少子化のため、若い労働力はますます貴重になっていきます。そのような状況の中で育成力のない会社、上司と見切りをつけられる可能性はどんどん高まるでしょう。

新入社員が辞めていかないためにも心のケアが大事になっていきます。

そんなメンタルヘルケアのノウハウを学ぶ事ができます。

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出典:HARBOR BUSINESS Online

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